パソコン要約筆記って?
「要約筆記」とは、聴覚障害者の中で手話が分からない「中途失聴・難聴者」に、 話の内容(要点)を書いて伝えることです。 昭和45年京都で考案され、ボランティア活動として全国に広まりました。 聴覚障害者(中途失聴・難聴者)のコミュニケーション支援と 自立や社会参加の促進を目的にしています。 具体的には、利用者が少数の時はノートなどに書いて(ノートテイク)、 多数の時はOHP・OHCといった機器を用いて伝えるものです。
「パソコン要約筆記」は、ノートテイク、OHP・OHCのかわりに、 ノートパソコンを使います。 入力者が聞き取った情報をノートパソコンを使って素早く入力し、 瞬時にスクリーンやディスプレイに表示することで読み手に伝えます。 特徴としては、提供できる情報量が多いといった点があげられます。 京都市では、平成13年度から「京都市要約筆記ボランティア養成講座」に、 新カリキュラムとして「パソコン要約筆記」の講座が加わりました。
「ひよこ」は、京都市要約筆記サークル「かたつむり」と
京都難聴者協会青年部の有志が集まって結成されました。
「ひよこ」の名前からわかるように、要約筆記者と聴覚障害者が一緒になって、
新しい情報保障手段として『パソコン要約筆記通訳』を
育てていきたいと思っています。
学習会では、
- タイプミスを最小限に抑えて、分かりやすい要約筆記
- 誰でもLAN接続できるパソコン要約筆記システム
を目標に、月に約1回集まって和気あいあいと楽しく練習をしています。 パソコン要約筆記に少しでも興味をお持ちの方は、 ぜひ一度覗いてみてください。お待ちしています。 日程については スケジュールのページをご覧ください。
パソコン要約筆記の依頼について
「ひよこ」が行うパソコン要約筆記は現在、
京都市聴覚言語障害センターにてとりまとめて行っております。
ご依頼の際にはこちらに連絡をお願いします
(手書き要約筆記も同じ部署で扱っております)。
京都市聴覚言語障害センター 地域第1福祉部 派遣支援課
Tel:075-841-8337
Fax:075-841-8312